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インビザライン矯正は、多くの歯並びの問題に対して効果的な治療法ですが、すべての症例に適用できるわけではありません。ここからはインビザライン矯正が難しいとされる症例を紹介しま す。

• 重度の歯周病歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けてしまっている場合、インビザライン矯正は適用困難です。炎症が進んだ状態で力を加えると、歯が抜けるリスクが高まります。歯周病の治療後、骨の状態が改善されても、矯正が可能かどうかは慎重な判断が必要です。
• 重度の叢生重度の叢生では、歯が大幅にズレているため、歯を動かす距離が長くなります。これにより、インビザライン矯正では対応が難しくなることがあります。特に、歯を移動させるためのスペースが不足している場合、抜歯が必要になることが多く、インビザラインでの矯正治療が難しくなります。
• 受け口受け口は、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態を指します。この症例では、顎骨の位置が本来の位置からズレているため、単に歯並びを整えるだけでは不十分です。外科手術を伴う矯正治療が必要になることがあり、インビザライン矯正だけでは対応が難しいです。
• 出っ歯出っ歯は、上の歯が下の歯よりも前に突き出している状態です。この症例も、顎骨の問題が関係しているため、矯正治療と外科手術を組み合わせる必要があります。インビザライン矯正だけでは、骨格の問題を解決することはできません。
• 過蓋咬合過蓋咬合は、上の前歯が下の前歯を過度に覆い隠す状態です。この症例では、顎関節への負 担が大きくなり、顎関節症を引き起こすリスクがあります。骨格の問題が関係しているため、インビザライン矯正だけでは対応が難しいです。
• 抜歯の数が多い場合抜歯により歯を移動させるスペースを確保する必要がある場合、インビザライン矯正では適応が難しいことがあります。特に、抜歯の本数が多いと、歯の移動距離が増え、インビザライン矯正の適用が難しくなります。
• インプラントが複数入っている場合インプラントが入っている場合、その部分の歯は矯正で動かせません。インプラントが複数ある場合、矯正治療の計画が複雑になり、インビザライン矯正の適用が難しくなることがあります。
• 骨格に問題がある場合骨格に問題がある場合、インビザライン矯正だけでは対応が難しいです。顎骨の位置を調整するためには、外科手術を伴う矯正治療が必要になることがあります。